いつかフォアグラが食べたい

しろたん好き。常になにかに追われるもの。

姉の新しい金持ちの彼氏が姉の元不倫相手と同じ職場の先輩

自分の価値観を他人に押し付けるのは自分勝手なことですが、

 

「あなたなら分かってくれると思って」という感情で

家族や恋人に価値観を強要してしまいました。

ひとまず恋人に対する価値観の押し付けは置いておいて、家族に対してです。

 

家族、姉に対する私の感情について。

姉が昔、職場の上司と肉体関係にあった話は書きましたが、

今はその職場を離れ、上司とは縁が切れ、新しい恋人がいるようです。しかしその恋人は不倫関係にあった上司と同じ職場の、前の職場の先輩です。それも金持ち。

 

 でも、嫌なんです。

姉の恋人は、いい人で、真面目で、お金持ちな人なのに、私はなぜか好きになれません。

はやく別れればいいのになぁと思ってしまいます。

 

 

私は、姉と仲が良く、同じ価値観で育ってきたと思っていました。

アルコール中毒で、不倫を数え切れないほどしていた父親のDVの影響もあり、多少異性関係においては潔癖なところがあるという、私と同じ価値観を持っていると思っていたのです。

しかしやはり、姉は他人です。価値観は人それぞれで、みんな違うのです。

 

だからこそ、私は姉の不倫を知った時、ショックだったのです。

姉にとっては人に言えない秘密を知ってしまった。

私ももちろん、家族に言えない秘密は沢山あります。家族にだからこそ言えることと、家族にだからこそ言えないことがあるのです。

 

でも、家族にだからこそ知られたくないことがあって

それは私にとっては性についての話で。

彼氏と私のその話は

私は嘘をついています。

 

私は、浮気性で最低な父親、夫を持つ経験をした家族の前では、常に潔癖な女でありたいと自分を偽っている。

 

浮気をする父を最低と罵る家族の前では、

数年が経った今でも

その時父がしていたであろう行為を

公然と私もしています、という痕跡を残したくない。

 

 

そういう価値観が、私にはあります。

私はだからこそ、姉の待つ家には日付を超える前には帰るようにし、

家族が留守中に、お互いの家を行き来した事実はひた隠しにし、

「まだそのような行為はない」と嘘をついている。

 

それでも私は、三年付き合ったいまの彼氏以外には経験は無いし、これからも一生そのままでありたいと思う。

誠実でいたい。嘘をつくことは誠実では無いけれど。

誠実でありたいがためにつく嘘を吐く時点でもう誠実ではなくなるなんて、なんて矛盾しているのだろう。

 

だからこそ、姉の彼氏に言いたいと思ってしまうのだ。

『姉は昔、あなたの上司と不倫していましたよ』と。

 

姉の幸せをぶち壊しても

悪いことしたあなたが悪い

私と同じ価値観を持っていると思っていた

私のエゴをおしつけて

私の大好きな姉を返して

汚い姉なんか見たくない

それなら一生不幸になれ

だって悪いことをしたのは姉なんだから

だからはやく、私のおねえちゃんとして戻ってきて。

 

 

 

でも、そんなこと、できないよね。

知らなきゃよかった。こんなこと。

こんなことくらいでこんなに苦しむなら。

 

 

ぎゅうぎゅうに押し込まれたスーツケースの中の、私ではなく小さな世界

多くの性格があるのは当たり前で。

目上の人に会うとき

昔馴染みの友達に会うとき

家族に会うとき

ひとりでいるとき

恋人といるとき

 

全部ちがう私がそこにいる。

 

だから、一番多い時間、私の場合はひとりでいる時間なんだけど、

その時の私が考えたことは、他の性格の私では共有できない。外に発信することはできない。

 

いつも元気でおちゃらけた私

楽天家で、大雑把で、明るくて、にこにこしている私

面白いことしか言わない私

女の子らしい、からは少し離れたキャラの私

 

そんな私がひとりでいるときにも同じようにしているわけないのです。

それでもそれはわたしの一部であって。

 

恋人といるときは誰よりも女の子らしくありたいし

ひとりでいるときは誰よりも物事に繊細でありたい

家族といるときは誰よりも頼もしく潔癖でありたい。

 

そんな一面があっても

女の子の顔、、、おしゃれが好きで、古着が、雑貨が、ぬいぐるみが、かわいいものが、お花が、香水が、アクセサリーが好きな私は、

 

友達の前の、がさつで面白い私にはなれないし、そんな私は友達の前で女の子らしい私にならない。

 

繊細な私、、カメラが好きで、風景が好きで、日々の暮らしを彩るものが好きで、初めて降りる駅が好きで、季節の移り変わりが好きで、美しい言葉が好きで、コーヒーが好きで、読書も好き。

 

そんな私はがさつで楽天家な私の前では消えてしまう。

 

全部全部だせればいいのに。出すことは簡単なのに。

人に合わせなきゃ、目立っちゃダメだ、僻みを買っちゃダメだと考えてしまって、私は私を日々殺している。

 

にこにこ笑顔が、むずかしい。

 

 

 

 

私が獣になる時

過呼吸になったことってありますか?

 

突然ですが

 

私はあります。

 

不安に押しつぶされて

不安で不安でどうしようもなくて

かんがられずにはいられないとき

焦れば焦るほど呼吸は荒くなり

体温は下がり

身体はブルリと震えた

 

昔好きだったゲームで主人公が狼になったシーンを私は思い出した

 

内側から溢れ出る不安で

身体の外側までもが変わってきているような錯覚

 

ああ、このまま私は獣へなる

咆哮をする